海岸・渚・海辺の環境保全に関わる西隆一郎研究室の紹介 -海を守る、人を護る、自然環境を次世代に残す研究-
Coastal Engineering and Science - Protect Seashore, Preserve the Nature, Assist Safe Utilization (Prof. Dr. Ryuichiro Nishi )

西研NEWS

平成26年3月25日(火)に平成25年度鹿児島大学卒業式・修了式が行われました。当研究室からは,修士と学部生が修了と卒業となりました。最後に海洋環境グループ全体で記念撮影(西教授は出張にて不在)を行いました。
卒業後の進路は大学院進学(博士・修士)が多数ですが,これからも「海を怖れず,海を愛し,海を開け」をモットーに頑張って下さい!

海洋環境グループ

平成26年3月17日平成25年度鹿児島大学連合農学研究科において,本研究室の加茂 崇君に博士(学術)の学位が授与されました.加茂君は水産大学校の修士課程を経て鹿児島大学連合農学研究科に入学し,3年間で2本の主論文を発表し,学位審査に合格しました.

加茂君おめでとう!

加茂君学位取得

平成26年3月4日(火)に福岡県北九州市門司区で財団法人海技振興センター主催による「3級水先人養成に関する説明会・現場見学会」が行われ,引率教員である西とともに,鹿児島大学水産学部学生3名(3年1名,4年2名)が参加しました。参加のお礼とともに,説明会及び現場見学会の感想文をアップします。

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  • 西 隆一郎(引率教員 鹿児島大学水産学部教授)

     水先案内人現場見学会への招待を頂いた時に、就職担当教員としては、興味深い職種であるものの、学部卒業生の就職希望先としては要望される資質が高すぎるのではないかとの危惧がありました。しかしながら、3級水先案内人として勤務されている方々の体験談などを拝聴し、さらに、関門水先区水先人会の方々の案内でパイロット作業の視察を行うことで、就職先として大学生に積極的に薦めてよいのではと感じた次第です。
     今回、学生と共に「平成25年度3級水先人養成に関する説明会・現場見学会」に参加する機会を与えていただき、財団法人海技振興センターの皆様方に感謝しております。


  • 甲斐 千尋(鹿児島大学水産学部漁業工学分野4年)
     
     以前、鹿児島大学や練習船かごしま丸へと海技振興センターの方々にお足を運んでいただき、お話を伺った時から水先案内人に興味を持っておりました。大学の練習船で海外の港に入港する際に水先案内人の仕事をブリッジで見学したりしましたが、船内からなので船を操縦している、英語を使用している程度のことしか分かりませんでした。お話を伺うだけでは具体的に自分が業務を行うときのイメージが湧かなかったので、今回の現場見学会のお誘いはとても嬉しく思いました。いざ参加してみるとタンカーを真横から見た迫力はものすごくて、パイロットラダーをのぼるパイロットの方を目の前で拝見できました。通船で水先業務場所に向かう際に地図を用いて細かな場所や海域の特徴を説明していただいたことも勉強になることばかりで、同時にパイロットになるには膨大な知識が必要だと痛感しました。
     また現役パイロットの方からパイロットに向く人、航海士とパイロットの違い、試験内容等だけではなく、試験後の会場の雰囲気、商船を辞めてまでパイロットになりたいと思った理由といった実体験に基づくことも伺うことができました。パイロットになる上でメリットだけではなくデメリットも教えていただき、その上で自分がより決意を固め、納得のいくように選択できるように配慮してくださり、感謝の気持ちでいっぱいでございます。このような機会を無駄にしないように今後の進路を定めていきたいと思います。貴重なお時間を賜りました、本当にありがとうございました。


  • 平中 陸(鹿児島大学水産学部水産生物・海洋学分野海洋環境グループ4年)
     
     先日は水先人説明会及び現場見学会にお招きいただき,ありがとうございました。今回初めて水先人の業務や現場を知ることができました。
     現場見学では大型船の出港や本船からの下船などの水先業務見学が,とても印象に残っています。特に,水先人が本船から下船する際の緊張感がとても伝わりました。現場見学の船内では,実際に水先業務をされている方々から関門海峡の海流や地形の特性などの話を聞き,関門海峡で船舶を安全に航行させる難しさと水先人の必要性を感じました。また,船舶を安全に航行させるだけではなく,水先人の存在が船舶の運航能率の増進に寄与していることを知りました。
     説明会後半の水先業務紹介では,三人の三級水先人の方々が水先人になった経緯や業務内容,水先人試験について話されました。説明を聞いて,水先人は大きな責任が伴う仕事であると同時に,やりがいのある職業だと感じました。水先人は規制緩和により従来より就きやすい職業になりました。しかし,養成期間及び昇級年数の長さの影響で,水先人を志す人が少ないのではないのかと考えていましたが,半端な覚悟や責任感を持った人に務まる仕事ではなく,長い養成期間を乗り越えた人にしかできない仕事だと感じました。また,船が好きでなおかつ操船が好きな人にとっては,おもしろい職業であるといえます。
     夜の懇親会では和やかな雰囲気のもとで,海技振興センターや水先人,水産大学校の学生の方々と様々な話をし,有意義な時間を過ごすことができました。水先人の方からは,私が興味を持っていた,関門海峡の海流や地形の特性について詳しく聞くことができました。懇親会は説明会のときに聞けなかった些細なことまで,尋ねることができるのでとても良い機会だと思いました。
     今後,今回のような説明会がありましたら私の友人や後輩に参加を呼び掛けたいと思います。


  • 峯 俊介(鹿児島大学水産学部3年)

     今回は3級水先人養成に関する説明会・現場見学会に参加させていただき、ありがとうございました。私は大学で海洋環境について学んでいて、航路埋没やウェザールーティング、沖合から沿岸海域の波浪など、船舶航行に関する事項は必須の話題となります。それらの事項を学んでいたなか、今回の現場見学会参加のお話をいただき、非常に有意義な経験をさせていただきました。特に現場における水先業務見学の際は関門海峡での海象についての詳しい説明も聞くことができ、潮流や海域の海底地形の影響等様々な要因を考慮しながらの水先業務の難しさを実感しながら見学をさせていただくことができました。「水先人」という仕事について非常に興味があり、現場の第一線で業務を行っている本物の水先人の方々や鹿児島大学以外の学生との会話と情報交換を行うことで私自身の知識と見解も広げることができました。今後の学習、そして自分自身が将来もずっと海に関わっていくことができるよう、今回の見学会で学んだことをいかし、努力していきたいと思います。

 

海岸環境工学研究室のFBを公開しました.
ホームページ下のインラインフレームにFBを埋め込み表示していますので,興味のある方は「いいね!」を押して下さい!

海岸環境工学研究室のFB アドレス
https://www.facebook.com/CEL.Nishiken

岩手県大船渡湾における貝毒の発生頻度を時空間上で予測可能とすること及び何らかの手法により発生数を低下することを目的に,海岸環境工学研究室では,岩手県水産技術センターとの共同研究により,調査研究(震災復興)を実施しています。現在,研究の第一段階として,貝毒発生と間接的に因果関係の可能性がある水質と底質の環境項目系の現況調査を,面的に広い範囲で三次元的に,かつ,簡便に行う手法を開発しています。今後,開発した手法を対象海域で応用することにより,貝毒発生状況の把握及び将来予測を行います。

当研究室では,貝毒に関連する環境調査手法の開発及び予測法の開発と応用については,水産業従事者ならびに水産研究者にとって重要な知見になることから,公益目的として「研究ニュース」を公開していきます。

詳しくは「復興支援-岩手県」カテゴリをご覧ください。

      観測結果(経過報告)      

・岩手県大船渡湾 貝毒関連共同研究ニュ-ス1号(2014 年2 月6 日~7 日)

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      観測結果(経過報告)      

1 回目観測(2013 年12 月6 日)
大船渡湾を湾口(南東部)から湾奥・河口部(北西部)に縦断するように2 側線を配置し、多項目水質計と濁度計により大潮の満ち潮時に調査を行った。その結果、下記のことが分かった。
http://coastalresearch.sakura.ne.jp/gis/post_45.html(公開中)

・多項目水質調査・・・水温、PH,塩分、DO(溶存酸素)他
・濁度計・・・水温、濁度、クロロフィルa
(大船渡湾は津波防波堤開口部からの海水流入と湾奥の河川からの淡水流入および栄養塩の流入がある。また、珊瑚島および魚市場水域は、貝毒シスト濃度が高い可能性があるので、環境調査を詳細に行いたい)


2 回目観測(2014 年2 月6 日・7 日)
観測ユニット「岩手1 号」により、貝毒発生個所の底質採取、および水質(深度、クロロフィル、濁度、水温、水域の可視画像など)調査を行った。観測結果は、近日中に公開予定である。

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